今回は一般の一戸建て住宅ではなく公営住宅新築工事の内容をご紹介します。
弊社は、競走馬の厩舎や従業員社宅、個人住宅、賃貸物件のみならず公共工事も入札に参加させて頂いております。今回のような日高町発注の公営住宅新築建築主体工事のお話もいただき入札に参加し落札することが出来ました。
建築に関してのことなら何でもご相談くださればと思います。
★配置図

斜線部分の2棟を新築しました。
★平面図

1LDK(1戸)2LDK(2戸)3LDK(1戸)があり、単身者から新婚さん、ファミリー層まで居住できる間取りに考えております。
★立面図

1棟4戸の建物で屋根勾配は1寸勾配、緩やかに前から後ろへと雨水が流れます。

こちらの画像は2棟建築させていただいたうちの1棟の外観です。
鮮やかなシルバーの外壁にしました。
外壁の素材はガルバリウム鋼板で仕上げています。
ガルバリウム鋼板を外壁に使用する最大のメリットは、耐用年数が長くメンテナンスサイクルが延びることです。
他には重量が軽いため地震に強く耐震性が向上します。
屋根にもガルバリウムを使っているので、建物全ての外装が軽くて強くメンテナンスも楽です。
今最も注目され採用されている外壁材・ 屋根材と言っても過言ではありません。
見た目の外観もスッキリとしてシンプルでスタイリッシュです。

こちらの画像は後ろから見た外観です。
掃き出しの大きな窓と腰窓を並べることで日当たりと風通しを良くしています。
両サイドに窓が無いため、こちらの方角から採光を取る必要があります。

こちらの画像はもう1棟の外観です。
両サイドの壁の色を変えることで変化をもたらしています。
こちらも同じようにガルバリウム鋼板の外壁で軽くて丈夫、長持ちする修繕するにも非常に楽な素材です。
外壁をツートンの色目に変えるだけで雰囲気が変わりますよね。

広い敷地に平屋建てなので公営住宅としては上階がなく、上に居住する音の問題などは解消される作りになっています。
非常に贅沢な住宅だと言えるでしょう。

今回建築工事をさせていただいた2棟の全景画像です。

ゆったりとした敷地なので静かに生活できそうですね。

ガルバリウム鋼板のスパンサイディングのストライプがシャープでおしゃれな質感を表現しています。
スタイリッシュな外壁に似合うように、玄関ポーチはモルタル金コテ仕上げでおしゃれにしてみました。
シルバー色に似合うのはやはりコンクリート色で、カラーコンビネーションは最高ではないでしょうか。
雪除け、風除けにもなるブロック塀もこのイメージに溶け込んでいますよね。
素敵な組み合わせに仕上げられました。

玄関ドアはモノトーンの配色でのツートンカラーを選びました。
メタリックなポストと玄関ドア上の照明もおしゃれなデザインでスタイリッシュな 統一感を出しました。
公営住宅なのですがマンションのイメージでカラーコーディネートしています。

玄関土間も玄関ポーチと同じようにモルタル金コテ仕上げにしています。
玄関框部分も低めで靴を脱いでホールに上がる段差が少ないため、高齢者や小さな子供にとっても生活しやすいようにしました。
白い壁にナチュラルな木目のフローリング、誰しもが違和感のないように生活できるカラーコーディネートです。
正面に見えるリビングの掃き出し窓から明るい光は注ぐようにしています。

大きなLDKは使い勝手を優先した収納が多めのキッチンにしています。
吊戸棚もありその下には洗った食器などを置ける水切りがついています。 一人暮らしでも新婚さんでも高齢者でも対応できる間取りと使いやすさを考慮した設計です。

リビングから見た洋室ですが、引き戸で仕切ることもフルオープンにすることもできます。
様々なシチュエーションによって、洋室とリビングを繋げて大きく使用するという目的にも使用できます。
窓は樹脂サッシのペアガラスで、冬の寒さも結露も防げるタイプの窓を設置しています。

掃き出し窓の方から見たLDKと洋室です。
洋室の3枚引き戸が壁の内側に収納されているのが分かりますよね。
こうすることで 3枚の扉がすっきりと収納できるため広いリビングが確保できます。
来客がたくさんある時などは便利だと思います。

洋室には クローゼットもしっかりと容量があり服の収納も十分ではないでしょうか。
奥行きもあるので下の方には収納したい様々なものが収納できます。

洗面スペースはシンプルな洗面台と洗濯機置き場、奥に見えるのはトイレで手すりも設置しています。
高齢者にとってもとても安心して生活できる設計にしました。
床はクッションフロアで耐水性があり、水をこぼしても染み込まない素材を使っています。
色目も明るく白を基調にした爽やかなカラーコーディネートです。

浴室のユニットバスは 引き戸を採用しています。
この設計はとても理想的で高齢者や車椅子で介護が必要な方にとって、非常に使い勝手の良い浴室にしました。

浴室の内部も浴槽横の L 字 型の手すりやシャワーのバーが手すりにもなっています。
浴槽に入る場合や浴槽から出る場合などを考慮して必要な箇所に取り付けました。

トイレも L 字型の手すりを設置し、便座への座る動作と立つ動作を補助する役割を果たしています。
棚が設置してあるのでトイレットペーパーなどを置くことが可能です。

こちらは玄関 ポーチ側にある外部収納です。
部屋の中には置けないような土間収納的な役割を果たしています。
鍵も閉められるのでセキュリティも安心です。

こちらの画像は2LDKタイプの間取りです。
向かって右側に2部屋あり、キッチンは正面に設置され広々としたLDKが確保できました。
新婚さんでも小さなお子さんがいても十分暮らせるスペースです。


2LDKの間取りも1LDKと同様にリビングと洋室が隣接していることで、3枚扉によってオープンにしたり、クローズにしたりできます。
使う目的によって仕切ることもリビングを広く使うこともできる、機能性を考慮した間取り設計にしております。
いかがだったでしょうか。
今回は公営住宅をご紹介いたしました。
アパートや社宅などの参考にしていただきお気軽にご相談ください。