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今回は1月末に完成したばかりの平屋の一戸建て住宅のご紹介です。
施主様のお仕事は土地柄やはり競走馬関係のお仕事で、お産の立ち会いや産気づく母馬の管理など大変な作業をされています。
ご夫婦とお子様の3人暮らし、幸せで新しい生活がスタートいたします。
周囲には、競走馬の放牧地が立ち並ぶエリアで、家の窓からその風景が見渡せる立地です。
この2月3月はたくさんの仔馬が生まれる時期で大変忙しくされています。
毎日夜中までお産に立ち合ったり、母馬の体調を管理したりと牧場では最も忙しいシーズンとなります。
それではどのような平屋建てなのかをじっくり解説していきましょう!
- 日高町字清畠 A様邸平屋新築工事
- 建築面積 :91.91㎡ 木造平屋建て専用住宅
- 延べ床面積:89.44㎡
- 敷地面積 :380.00㎡
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★見どころ
①:平屋のゆったりとした間取りと大きなリビング
②:玄関には玄関フード サッシを設置し玄関内部の冬の寒さを軽減
③:窓には超高断熱のトリプルガラスサッシを採用
④:対面キッチンと広い パントリースペース
⑤:寝室の大きなウォークインクローゼット
⑥:小さな収納スペースには 可動棚を2箇所 設置
⑦:テレビの電波が弱い地域にて電柱を建柱してのテレビアンテナを設置

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外壁は窯業系サイディングの横張りタイプです。
ダークブラウン色の落ち着いた色をベースにして、破風板やサッシはホワイト色でアクセントを付けています。
玄関には玄関フードサッシを設置し、玄関内部の冬の寒さを軽減。
吹き込む雪や冷たい風をシャットアウトし快適な空調環境になるように設計しました。

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こちらは向かって右斜めからみた外観です。
屋根形状は片流れ屋根で1.5寸勾配の傾斜の付いた屋根になります。
1.5寸勾配とは、1mで15cmの勾配が付いている屋根のことです。
屋根の材料はガルバリウム鋼板で、耐用年数が長く軽量で耐震性の高い屋根材を採用しています。
今の時代はガルバリウム鋼板が主流で、地震対策やメンテナンスサイクルが長いことがメリット。
屋根材はガルバリウム鋼板がおすすめです。

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背面から見た建物の画像です。
テレビの電波が入りにくい地域なので電柱を設置しました。
これで電波の障害もなく快適にテレビを視聴することができます。

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こちらから見ると1.5寸勾配がどれくらいの傾斜になっているのかが一目瞭然です。

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玄関はモルタル金ゴテ仕上げで無造作に仕上げました。
玄関フードサッシと玄関ドアの間のスペースになります。
玄関ドアは外壁色より少し明るいナチュラルなイメージの色で、スリットガラスで採光を確保し、玄関内を明るくしています。

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玄関ドアを開けると土間はポーチと同様にモルタル金ゴテ仕上げになっています。
左官職人さんが丁寧に手作業でフラットに仕上げ、素材感を活かしたイメージにしました。
モルタルならではのカッコイイ味のある玄関土間です。
また、玄関ホール、玄関収納、LDKに入る建具の色を統一することで一体感を出しています。

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玄関収納の対面にシューズクロークを設置いたしました。
10枚の棚板を使ってのシューズクロークは、多くの靴が収納できる容量があります。
右側にはレインコートやベンチコートなどが、着用できるようにハンガーパイプも設置しました。

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トイレは玄関ホールにレイアウトしました。
玄関に作ることでLDKからも距離があるため安心して使用できます。
また、採光と換気を考慮し、横長の横滑りサッシ窓を設置しています。
さらに汚れが目立たない色目とデザインのクッションフロアは抜群の選択です。
クッションフロアは水回りによく使用される撥水性の高い素材で、古くなってくれば張り替えも簡単にできます。

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今回の見どころでもある大きなリビングです。
約22帖の広さがあるLDKは、ゆったりと食事が楽しめるダイニングとくつろげるリビングを確保しました。
リビングを中心に洋室が繋がっているため、家族のコミュニケーションが取りやすい平屋のメリットを活かした間取りになっています。
子供さんの気配が感じられる距離感を大切に考えた間取り設計にいたしました。

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キッチン側から見たリビングですが広々とした空間が特徴です。
リビングの掃き出し窓はトリプルガラスのサッシを採用しました。
トリプルガラスのサッシは、寒冷地には欠かせないハイレベルのサッシで断熱性能は抜群に良く、ペアガラスには無い体感が味わえます。

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洗面脱衣所の入り口と寝室の間に収納棚を設置しました。
5枚の棚は高さを自由に変えることができる可動棚を採用。
収納として使用するのも良し、お気に入りの小物や雑貨をディスプレイにするのも良いでしょう。


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対面キッチンに大容量のカップボード、吊戸棚も設置したため普段使いの食器、調理器具から、たまにしか使わない調理器具まで収納力のあるキッチンにしました。
奥にはパントリースペースも確保しています。
使い勝手を優先しスッキリと見せる工夫も考慮した設計です。

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約2帖のスペースを確保したパントリーはL字型に棚を設置しました。
高さが変えられるように可動棚にしています。
また、固定された棚を設置することで重さのある物でも安心して収納できます。
ゆったりと大容量のパントリースペースを確保しました。

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キッチンから見たLDKですが、リビングからはキッチンの内部が見えにくいため来客の際も安心です。
キッチン前のカウンターもやや高めでキッチンを隠すように設計。
このあたりの設計はお客様のご要望に応じて高さを変えることができます。

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洋室1ですが約7帖でクローゼットも1帖分のスペースを確保しました。
窓はFIXと縦滑り窓を設置。
トリプルガラスを採用しているので、冬の寒い季節も冷気をシャットアウトし暖かく快適に過ごせます。

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こちらの洋室は6帖の居室部分と2帖のウォークインクローゼット。
WICのパイプ棚はコの字型に設置することでハンガーがたくさん掛けられます。
中段の棚にはバッグや小物を並べ、2帖のスペースを有効に使用できるようにしています。
効率よく収納量が増やせる設計です。

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こちらの洋室は居室部分4.5帖+クローゼット1帖。
子供部屋の設定です。

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洗面脱衣所には洗面台と給湯器、洗濯機置き場をレイアウト。
小さな窓で採光と換気も可能です。

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1坪タイプの浴室はシンプルでスッキリしたデザインで、汚れにくい色目を採用したシステムバスです。
いかがだったでしょうか。
平屋で家族のコミュニケーションが取りやすい家をご紹介いたしました。
家づくりの参考にしていただきお気軽にご相談ください。