- 勇払郡厚真町:Y様邸木造2階建て新築工事
- 1階床面積:67.08㎡
- 2階床面積:37.26㎡
- 延べ床面積:104.34㎡
- 敷地面積:359.67㎡
- 1階と2階の片流れの屋根は、互いに違う勾配で全体のバランスがよく取れています。
一寸勾配の屋根はガルバリウム鋼板の立平葺き、まさに今流行のスタイルです。
正面のフォルムも窓が小さく控えめな感じがおしゃれで、それでいてしっかりと役割は果たしています。
玄関ドアもシックで重厚感があり、屋根の色やサッシ枠の色と合わせたコーディネートはセンス良さがうかがえますね。
また、玄関周りの外壁のみ白っぽいサイディングでアクセントされているため、家の入り口の主張が感じられるイメージです。
落ち着きもあり、おしゃれ度も高く、長い月日が経ったとしても飽きのこないスタイルとカラーコーディネートは、ベストチョイスといって良いでしょう。
- まずは、LDKから見ていきましょう。
LDKの広さは約18畳、広々とした空間が楽しい家族の団欒をイメージさせます。
ナチュラルな木目のフローリングが、冷たさを感じさせない包み込むような色目になっていますね。
壁紙は白ベースで、カップボードの一面がグレーのアクセントクロス、汚れやすい壁面でもあることから、機能的にも有効なクロスの選択ではないでしょうか。
キッチンの裏側にもなるので、落ち着いたキッチンスペースを意識した感じが素晴らしい。
照明は、基本出っ張りの無いダウンライトでスッキリとした天井になっています。
キッチン横のダイニングテーブルの空間には、レール付きのペンダントライトが食事の時間を盛り上げてくれそうな雰囲気のあるライトです。
キッチン並びにダイニングテーブルを配置するパターンは、使い勝手が良く今の流行で定着しつつあります。
配膳と後片付けも素早くスピーディーに行えるので、奥様の家事の時短に繋がります。
家具を配置するともっと素敵なLDKになることでしょう。
- ダイニング側から見ても広々とした感じがうかがえます。
キッチンもカップボードとの空間が適度な距離で、使い勝手が良さそうです。
ダイニングスペースの壁にコンセントがあるのが嬉しい設計ですね。
焼肉や鉄板焼きなどに使用するホットプレートや、IHコンロでお鍋やしゃぶしゃぶなどもコンセントがこの位置にあれば便利です。
- 奥に見えるアルミドアは、冬場の野菜保管用冷蔵空間です。
このアルミドアは、気密性が高く冬の冷気を室内に持ち込みません。
反対に室内の暖められた空気をシャットアウトするほどの気密ドアです。
季節に応じて使い方は自由なので、夏と冬との使い分けも自分でカスタマイズすることができます。
- キッチンは2700mmの長めのサイズで調理スペースも広く、IHはトリプルワイドのコンロです。
このIHコンロは、みんなが憧れるタイプのコンロで、スペースが無ければなかなか設置できないため選びたくても選べない人も多いのです。
吊り戸もなくスッキリとしているので、調理している奥様がリビングに目の届くように設計されています。
カップボードも幅広で、手前の調理家電置き場はスライドカウンターになっていて使いやすそうです。
これだけの収納力があれば、十分に食器や調理器具を収めることができるでしょう。
- 洗面は玄関ホールと繋がっていて、玄関から帰宅した後すぐに手洗いうがいができるように設計されています。
だからと言って、玄関から洗面台が丸見えではなく、しっかり隠されているのです。
右に写っているドアは、LDKと繋がっているのでこちらから出入りすることもできるため、家事動線が確立されています。
無駄な動きが無く効率よく家事がこなせる設計は、家事の時間を短縮させることでしょう。
洗面とファミリークローゼットの空間は、家族みんなが使うため回遊できるように設計されているのです。
みんなが使う場所、手を洗う習慣が当たり前になったこの時代に、ぴったり合った設計ではないでしょうか。
- こちらの画像が脱衣所です。
グレー色のクッションフロアがおしゃれで、汚れも目立たないベストなセレクトです。
可動棚もたくさん用意され、タオルやパジャマ、洗濯洗剤やシャンプーやボディーソープのストックなど何でも置けるスペースがあるのが嬉しいですね。
脱衣所なので、ほぼ家族以外の人は入ることがないので、気を使わずに収納できます。
洗面脱衣所であれば、扉がないと他人に見られるのは少し抵抗がありますからね。
- システムバスは、シンプルであっさりした色目で飽きがこない感じです。
サイズも1616の一坪サイズと足が伸ばせる浴槽で洗い場もちょうど良い広さです。
小さな子供なら一緒に十分入浴を楽しむこともできます。
- こちらの居室は、1階のリビング横にある洋室です。
正面に見える扉は、手作りの造作扉で開口を広く取ってあります。
そのため、出入りがしやすく大きな荷物も出し入れしやすい設計です。
また、将来的に高齢になった時、2階の寝室は階段があるので使わなくなります。
そのためにも1階に洋室が一つあると非常に便利です。
車椅子でも生活しやすいようにアウトセット扉で、床にレールは無く上吊りの扉に設計されています。
ここまで、将来のことを真剣に考えられた家は、中々ないのではないでしょうか。
扉横の可動棚も使い勝手が良さそうでよく考えられています。
- こちらは2階の子供部屋です。
こげ茶の壁は間仕切りパーティションで、一つの大きな部屋をこの仕切りで分けています。
今は、まだ子供が小さいので小さな部屋でも十分だし、仕切ったもう一つの部屋を自由に使うことができます。
子供が増えれば、小さい間は間仕切りを取って大きな部屋を二人で共有することも可能です。
子供が大きくなれば、また間仕切りを付けてそれぞれのプライバシーも守ることができます。
このように、大きな部屋を間仕切りパーティションで仕切ることは、色々なパターンで使うことができるため非常に便利な方法なのです。
仕切りたい場合、大きく一部屋で使う場合、それぞれのライフスタイルに応じて対応していけば良いのです。
- 間仕切りパーティションの一枚を外した画像です。
このように建具の厚さで仕切っているため、スペースも減ることはありません。
どのように使っても自由なのです。
- こちらの画像は、間仕切りの反対側の部屋です。
パイプハンガーが設置してある横にわずかなスペースがありますが、この隙間に外したパーティションを収納させるスペースが作ってあります。
この場所がないと、どこに収納すれば良いのか困ってしまいますよね。
4枚きっちりと収納できるので安心でスッキリします。
子供部屋の照明は、シーリングライトで調光などもできるためリモコン一つで操作が可能です。
寝室や子供部屋はリモコンの使えるシーリングライトがおすすめです。
- 最後にトイレスペースです。
ダークブラウンのクッションフロアは高級感がありますね。
壁のクロスも少し色の付いた柄物で、汚れが目立たずいつも綺麗に見せることができます。
落ち着いた色のカラーコーディネートなので、トイレにはピッタリと言っても良いのではないでしょうか。
真っ白なタンクレストイレは、今流行のトイレタイプで掃除がしやすい設計とシンプルなデザインがおしゃれです。
今の時代に合った節水トイレです。
今回の新築住宅も家事動線や生活動線がよく考えられて設計されているので、機能的で開放感があり、おしゃれで素敵な住まいに仕上がりました。