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Column

2025.04.15

田舎暮らしで実現する老後の快適な住まい

老後はのんびりと田舎暮らしでスローライフで過ごしたいという方が増えています。
しかし、田舎に移住はしたいが年齢を重ねてから、今まで住み慣れた街を離れるのが不安という方も多いのではないでしょうか。
今回は、老後移住を検討している方や子育て世代の方へ、田舎暮らしを実現するための考え方をお伝えします。
シニア世代・子育て世代にとって優しく住みやすい街や、移住を失敗しないためのポイント・コツなどを含めて紹介します。
将来的な移住計画を検討中の方は是非参考にしてください。

田舎暮らしの魅力とは?

田舎暮らしの魅力は、自然環境の豊かさや地域とのつながりもあり、都会にはない食文化や生活に関わるコストの低さなどがあります。
田舎暮らしの魅力を少し掘り下げて見ていきましょう。

①:豊かな自然環境がある

田舎暮らしの最大の魅力は、やはり自然環境が豊かなところではないでしょうか。
都市部の喧騒やストレスから離れ、自然に囲まれて生活する環境での穏やかさが魅力です。
また、田舎の広大な風景や豊かな自然環境は心身のリラックスや癒しをもたらし、本来の人間らしい生活が送れます。
森林を散歩したり川辺でのレジャーなど、四季折々の美しい景色を感じながら自然とふれあうことが日常となります。
ノンストレスで暮らすには自然が多い、田舎暮らしが最適ではないでしょうか。

②:社会的つながり・コミュニティ形成がある

移住で田舎暮らしをすると、周囲との社会的つながりが当初はないので少し寂しさを感じますよね。
しかし、田舎暮らしでは都会にはない社会的なつながりとコミュニティが形成されることも特徴の一つです。
田舎は都市部とは違い人口密集地ではないため、自然と近所の人々との関わりが深くなります。
地域のイベントやお祭りなどに参加したり、地元の原産品や特産物、または伝統文化を共有したりすることで地域の人々との絆を築くことが可能です。
このようなコミュニティはお互いが助け合い支え合う場でもあり、ほどよいお付き合いで心地よい人間関係を築くことができるでしょう。

③: 新鮮な食材と豊かな食文化が楽しめる

田舎暮らしは豊かな食文化と新鮮な食材を楽しむことができます。
これは都市部では味わえない部分ではないでしょうか。
都市部のスーパーでは、地方の野菜や果物などを購入することは可能ですが、価格も高く鮮度に関しては輸送する分やはり落ちますよね。
地元独特の農産物や特産品は、その地域の風土や気候によって育まれたものであり、素材の鮮度や味わいはその場所で住まなければ分からない格別なものです。
また、自家製の果物や野菜、海が近くにあれば地元の漁師さんから直接仕入れた新鮮な魚介類など、田舎暮らしは食べ物の魅力を存分に味わえる環境が整っています。
さらに、家庭菜園をするスペースがあれば、自給自足の生活を送ることもある程度可能であり、 自分自身で食材を栽培したり手作りの料理を楽しむこともできます。
田舎では、畑をレンタルできるところもあるので、自分の敷地内に畑ができなくても野菜や果物を栽培することも可能です。

田舎と都市部の暮らしの違い

それでは一体、田舎と都市部の暮らしの違いとはどんなところにあるのでしょうか。
それぞれの良い部分や悪い部分も当然あります。
自分自身のライフスタイルがどちらに合っているのか、そこがポイントになるので双方の違いを見ていきましょう。

①:人口の違い

当たり前ですが、田舎は人口や住宅が少なく都市部は人口密度が高いという違いがあります。
これはある意味、人口が多ければ多いほどストレスも多く、住みにくいと感じる人も多いのではないでしょうか。
反対に、人口密度の高い都市部の方が活気があって、利便性も高く住みやすいと感じる人もいるでしょう。
都市部と田舎の違いは、良い部分悪い部分の背中合わせで、どちらが自分に合っているのか、どちらが好きなのかというところが暮らす場所を追求するポイントの一つになります。

②:利便性と多様性の違い

都市部は利便性や多様性が魅力的なポイントになります。
利便性に関しては、駅やバス停などが多く配置されており、交通の便が良いことが挙げられます。
そのため、通勤や通学など日常生活の移動が効率よく行えます。
また、コンビニやスーパーなどあらゆる商業施設や店舗が集約しているため、買い物や飲食、娯楽施設などの利用が大変便利です。
次に多様性に関しては、都市部には異なる文化や価値観が交錯しているため、街の雰囲気も多様になります。
そのため新しい出会いや刺激が得られたり、人間関係や興味を広げることが可能です。
それに伴い企業が集まるため、就職や転職の機会も豊富にあり多種多様な仕事が見つかることも都市部の特徴の一つです。
反対に田舎暮らしの好きな方には、こういった利便性や多様性が自分のライフスタイルに必要がないと感じる方が多いようです。

田舎暮らしのメリット・デメリット

田舎暮らしのメリットはどこなのか、デメリットは感じないのかなど見ていきましょう。

・メリット

①:自然環境の豊かさ

田舎暮らしの最大のメリットは自然環境の豊かさにあります。
朝起きると鳥のさえずりや森林浴を楽しむことなど、 四季折々の風景を楽しむことができます。
自然との深いつながりを感じることができることで、都市部では味わえない豊かな自然環境を満喫することが田舎暮らしにはあります。

②:コミュニティの形成

田舎暮らしは、ご近所同士が助け合って収穫した野菜をおすそ分けするなど、暖かい人間関係が築かれます。
また、地域のイベントやお祭りに参加する機会が豊富にあり、地元の文化や伝統に触れることができます。
強いコミュニティのつながりがあるため、社会的な絆を深めることで、より良い人間関係を形成することが可能です。

③:生活コストが安い

田舎暮らしは生活するコストが安いのがメリットです。
田舎暮らしは、家庭菜園を楽しむことや畑のレンタルなどで自給自足に近い生活をすることも可能です。
また、土地の価格が安いため広々とした敷地に庭付き一戸建てを建てることもできます。
広い庭でバーベキューを楽しんだり、ガレージもゆったりとした広さが確保できます。
その他にも通勤ラッシュの無いストレスフリーな生活やアウトドアなどレジャーが楽しめる。
教育にも力を入れている地域も多く、治安が良いところもメリットです。

・デメリット

①:交通が不便で車社会

田舎暮らしは、鉄道などの公共交通機関が少ないため、通勤や通学、買い物には車が必須となります。
交通手段が限られているため、移動が不便になりがちで車がないと生活するのが難しい場合があります。

②:インフラ不足

田舎暮らしは、医療機関や商業施設が少なく緊急時に迅速な対応が難しいこともあります。
特に高度な医療を必要とする場合や特定の専門サービスが必要な場合には都市部まで出向く必要があるでしょう。
都市部に比べてインフラの不足が多少生活に影響を与えることもあります。

③:仕事が制限されることもある

田舎暮らしは地元での就職先に限られてしまうことがあります。
都市部への通勤が可能な距離感であれば良いのですが、あまりにも離れてしまうと通勤が大変です。
リモートワークが可能な仕事を持っている人には適しているでしょう。

田舎暮らしと都市部の暮らしはどちらが良いということではなく、どちらのライフスタイルが自分に合っているのかが重要ではないでしょうか。

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