注文住宅は、家族を持つ人の憧れのマイホーム。
家づくりは、人生最大のイベントであり最も高価な買い物です。
失敗や後悔しないために事前に様々な情報を収集することはとても大切なこと。
今回は、家づくりのために必要な情報を集めるためには、どんな方法があるのか情報収集についてのテーマです。
情報収集はなぜ必要なのか?
家づくりは基本的に様々なモノマネから入ります。
もちろん独創的な建物もないことはありませんが、一般的な住宅では数多くある施工事例から良い部分をピックアップして作り上げていきます。
よほどのデザイン力がない限り、大抵の人は自分で考えるのは困難です。
理想に近い住宅を実現させるためにも情報収集は欠かせないのです。
インターネットの情報
スマホで手軽に情報を得ることができるインターネットは欠かせない情報源です。
情報の新鮮さが求められる住宅業界は、すぐに更新できるインターネットが広告の媒体となっています。
最新の情報が掲載され、さまざまな施工事例や画像を閲覧することができます。
具体的にどのような情報を収集できるのか紹介します。
・住宅会社のホームページ
あらゆる住宅会社のウェブサイトを検索することで、それぞれ各社の特徴を把握することができます。
ウェブサイトには、その企業の最もアピールしたいポイントが詳細に掲載されています。
例えば施工事例など、どのような家を建てているのかを知ることができるので、その会社のイメージをより深く理解することができます。
気になる会社はブックマークをして保存しておくと便利です。
・フェイスブック・ツイッター・インスタグラム Facebook ・ Twitter・Instagram
フェイスブック・ツイッター・インスタグラムは、多くの住宅会社が情報発信に利用しています。
SNS は家づくりに関する情報を得ることができるので、小まめにチェックしておきましょう。
またインスタグラムは、写真がメインなのでイメージがしやすく、実際に建築した施工事例が画像で投稿されています。
理想に近いイメージの画像があれば、保存機能を使ってストックしておくことがおすすめ。
住宅会社に要望を説明するときに画像を使用しましょう。
・ピンタレスト Pinterest
ピンタレストとは、画像を自分のボードに集めることができる画像収集サービスのことです。
家の外観や内装、あらゆる画像が豊富に掲載されているので、参考になるおしゃれでさまざまなデザインの画像が存在します。
イメージする理想の家に近い画像を見つけてストックしておくのがベスト。
住宅会社の担当者に要望を理解してもらえる最も有効な手段です。
・住宅ブログ
住宅会社や実際に注文住宅を建てた人が、家づくりに関する情報をブログで発信していることがよくあります。
家づくりの最初は、さまざまなブログを読んで情報を収集するのがおすすめ。
カタログやホームページだけでは想像ができない部分が掲載されていたり、失敗談や注意点など、その会社のイメージなどもチェックすることができます。
家づくりに役立つ情報を発信している住宅会社は、お客様に対しても誠実なイメージがあり信頼性があります。
情報収集はなぜ必要なのか?
情報はインターネットだけではありません。
家づくりの基礎知識を養うためには、住宅に関する情報誌や書籍を読むことはとても有益なことです。
特に一般の方が実際に建てた家の施工事例や体験談などの紹介記事は、実際に家づくりをシミュレーションする参考になります。
また、住宅専門誌だけではなくインテリア雑誌など、自分の好みのインテリア空間のイメージが掲載されている雑誌を活用される方も多いようです。
理想の空間やインテリアをスクラップしてまとめておけば、理想のテイストが固まってきます。
住宅会社の担当者に要望を伝える際のツールとして、インターネットの画像を保存した様に雑誌の切り抜きなどを集めたスクラップも並行して集めましょう。
住宅展示場・モデルハウスへ行く
住宅展示場やモデルハウスの見学は、様々なヒントを得ることができます。
モデルハウスは、大抵高い費用をかけて建築した何億円するのか分からないような建物ばかりです。
よほどのお金持ちでない限りこのような建物を建てることはできません。
しかし、ハウスメーカーは他社との差別化を図るために様々なオリジナリティのあるところを強調しています。
例えば、当社は、耐震性なら他社には負けないシステムを使っているとか、長持ちする耐久性の高い建材で建てているとか、デザイン性が優れているなどの特徴があります。
その各社の情報を集めて、それぞれの良いところをピックアップしておくと役立つと思います。
しかし、住宅展示場やモデルハウスはあくまでも高級住宅志向で作られている建物です。
現実離れした大きさと価格の建物が建っていることがほとんどなので、よりリアルな建物が建っている住宅会社のモデルハウスを探すのも良いでしょう。
構造見学会で構造の勉強
構造見学会とは内装や外壁工事に取りかかる前に、住宅がどのような構造で建築されているのかを実際に見学できるイベントです。
完成後には見ることができない建物の内部構造を確認することができるため、職人さんのこだわりや仕事の丁寧さ、耐震構造がどのようになっているのかなど知ることができる貴重な機会です。
実際に自分が注文したらどんな施工になるのか、耐震性や断熱性などの性能についての知識も得られます。
住宅会社によって使っている部材もさまざまなので、その住宅会社の特徴がよく理解できるはずです。
特に、壁の中の耐震構造に何を使っているのか、断熱材は何が標準なのかを確認し、その性能を説明してもらいましょう。
完成見学会でリアル体験
完成見学会とはお客様が注文し実際に建てた住宅を、引渡し前に一般の方々へ公開するイベントのことです。
モデルハウスとは違って実際に建てられた住宅を見ることができるので、よりリアルに生活する間取りや雰囲気などを感じ取ることができます。
また、その住宅会社がどのような家づくりに取り組んでいるのか、実力をチェックできる場でもあります。
これから住宅を計画する人にとって、リアルな体験をすることは自分たちの計画をイメージしやすくすることに繋げられます。
住宅セミナーで知識を
注文住宅で家を建てるためには、家づくりに関する知識を自分で身につけることが必要です。
なぜなら住宅会社や金融機関に対して話を早く進めることや、一方的に業者に任せっきりにならないようにするためです。
多種多様のセミナーを受けることによって、家づくりに関する正しい情報や知識を得られるので、住宅会社の営業に流されることなく自分の意見を持つことができます。
自分で住宅のあらゆる知識を身につけるとこんなに強いことはありません。
住宅会社のセミナーに参加することで、住宅会社の良し悪しを判断することもできるでしょう。
まとめ
注文住宅で家を建てようと検討している方は、事前にある程度の知識を得ることが今はとても必要なことです。
インターネットや情報誌から資料を集め、モデルハウスや構造・完成見学会などで実際に体感して質問や話を聞いてみることをおすすめします。
さまざまな情報を修得していく中で、正確な情報と知識を積み上げていけば、思い描いた理想のマイホームを手に入れることができるでしょう。
家は一生の買い物です。
情報収集と知識の積み上げに注力しましょう。