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2021.12.23

何から始める?住宅を建てる場合の基礎知識と手順を徹底解説!

「自分たちの思い通りの一戸建てを注文住宅で建てたい」と思っても何から手を付けていけば良いのか分からないのが現実です。

一生に一度の大きな買い物を失敗や後悔なく納得のいく家を作りたいと思っていませんか?

20〜30代であまりよく分からない人でも、この記事さえ読めば全てが理解できるように具体的に解説していきます。

住宅を建てる場合の基礎知識と手順を理解することで、何から始めていけばいいのかがよく分かると思います。

参考にしていただけること満載の記事なので役立ててください。

「こんな家に住みたい」を話し合ってイメージの情報収集をしよう!

まず最初は予算を考えずに、やりたいことなど理想の住まいを家族で話し合って、ひとつひとつまとめていきましょう。

参考になる画像や資料があれば、住宅会社に要望が伝わるようにストックしていきます。

例えば、外観や内観のイメージ画像をインターネットで検索し画像保存していくことです。

具体的にキッチンやトイレ、階段など何でも参考になると思う画像はキープしてコメントなど入れておくと後々便利です。

あとは、こんな間取りが良いかなという設計図面があればそれも保存しておきましょう。

自分で方眼紙などにレイアウトをざっくりと描いてみるのも楽しいかもしれません。

また、建物だけではなくガレージは何台必要?庭の広さは?テラスを作る?2階にインナーバルコニーが欲しいなど外構もイメージ保存することです。

機能性重視の住宅も良いのですが、面白みに欠ける住まいでは勿体無いと思います。

家族や訪れる人たちが、笑顔になるような遊び心のある設計やデザイン、趣味を取り入れ個性を大切にする住まいなど、それぞれの家族に合った楽しめる住まいをイメージしましょう。

今は、インターネットである程度は何でも情報収集できる時代なので、より多くの施工事例を見てマネをすることから入っていきましょう。

それぞれの良いところがたくさんあるので、細かいことは多少分からなくても「いいとこ取り」で組み合わせ自分たちの理想の家に近づけていくのです。

家族で話し合い、それぞれの希望とこだわり、譲れないところなどが明確になってくると、必然的に優先順位が見えてくることもあります。

その重要度の高い要素を中心にバランスをとっていくことが、家づくりの大切なポイントです。

土地探しの考え方

土地探しは、自分たちの要望をまとめることから始めましょう。

理想の建物、ガレージ、庭など考えればどの程度の広さが必要なのかが分かります。

電車通勤なら駅近は条件のひとつですし、駅から遠くても車さえあれば良いなら広い土地も手に入れられます。

また、区画整理された新しい分譲地にこだわるのか、土地に魅力があれば分譲地にこだわらないのかなど周りの環境も大切です。

また、教育的にこの小学校や中学校に入れたいからという理由で、その学区内で探される人も少なくありません。

もちろん予算もあるでしょうから、土地探しも広さ・駅近・環境・価格をよく見定めて出来るだけたくさんの情報を収集し、目ぼしいところは環境や雰囲気を確認しましょう。

情報収集の方法は、まずはインターネットで探して候補をピックアップしていくことです。

不動産業者に任せっきりにならないように、コツコツと情報を集めてそれぞれの土地の特性を理解することが重要です。

希望する地域の相場が分かってくれば、価格の高い安いが見えてきます。

土地の価格は、さまざまな要素で弾き出されているので価格には必ず理由があり、その理由まではっきり理解しないと買ってはいけません。

こんなはずではなかったと土地を買ってから後悔はしたくはありませんよね。

他には、土地探しの方法として建築業者に探してもらうこともできるので、見積もりを依頼しようと考えている業者があるのなら頼んでみるのも良いでしょう。

土地探しは、自分でインターネットで探す、不動産業者から情報をもらう、住宅会社に探してもらうなど方法はたくさんあるので、あらゆる方向からアンテナを張り巡らして情報を収集することが重要です。

そして、気になる土地があれば平日と休日、日中と夜間など現場の環境を確認してから契約することをおすすめします。

建築業者はどこが良い?

建築業者を選ぶことは、住宅を建てるのに最も重要な選択です。

大手のハウスメーカーや設計事務所、中小の住宅メーカーや地元の工務店まで業者の選択肢はたくさんあります。

どこで建てるのが良いか悪いかは、それぞれ建てる人の考え方により価値観の違いもあるので一概にはいえません。

まず、自分たちの考え方を整理して選ぶ根拠を明確にしましょう。

テレビコマーシャルを頻繁に行い全国的に有名なハウスメーカーでないと信用しないという人もいれば、地元の良く知っている工務店が安心な人もいます。

建築費用もピンからキリまでさまざまです。

一度、各社のホームページの施工事例などの実績や価格帯、どのような仕様が標準的に使われているのかなどを調べて、気になる業者をピックアップし検討してみましょう。

いくら会社が有名でも、事務的な対応しかしてくれない営業担当では話になりませんし、いくら価格が安くても出来ないことばかりで思い通りの家が建たない場合もNGです。

建築業者を選ぶ際は、自分たちの思い描いた理想のマイホームを実現させてくれる業者で、自分たちのために熱心に取り組んでくれる営業担当との相性で決めることが重要です。

家づくりのスケジュール

ある程度自分たちの家に対する条件、要望が固まれば土地の有無に関わらず、まずは住宅会社に相談にいきましょう。

土地が決まっていない場合は、土地探しも住宅会社に相談すれば自社の分譲地を保有していたり、不動産業者との繋がりで探してくれるはずです。

・スケジュール

1.住宅会社で相談

住宅会社で住まいの希望や要望、質問などを相談します。

2.土地の現地調査

土地が決まっていれば、周囲の環境や法的な条件など現地調査を行います。

3.プラン設計・見積もり

要望に沿って、建物、土地、資金など仮計画を立てプランと見積もりを作成します。

4.住宅ローン審査

実際に借りられる金額を仮審査にて具体的な数字を出します。

5.プランと価格の確定

何度も打ち合わせを繰り返し、プランと価格を確定します。

6.契約

計画内容を充分に確認して、プラン・着工日・価格など打ち合わせ内容で契約します。

7.融資事前申込

金融機関へ事前申込を業者の協力のもと行います。

8.地盤調査

建築地の地質の強度を地盤調査会社が行います。

9.最終図面の確認

インテリアコーディネートなど全ての仕様が決まれば、最終的な仕様・図面・見積書の確認をします。

10.地鎮祭

希望により建築地で基礎工事にかかる前に土地の神を祭り、工事の無事を祈る祭事を行います。

11.着工

近隣挨拶や上棟式を行います。

12.検査

公的検査機関で中間、完了検査を行い検査済証の発行をします。

13.完成・引き渡し

施主と業者で完成した建物を検査し、修正があれば完了後鍵の引き渡しです。

というような流れに沿って家の建築が進んでいきます。

まとめ

家づくりの第一歩は、家族の話し合いから始まり情報収集し、いいとこ取りを組み合わせ住宅会社にアピールすることです。

土地は縁のものということもありますが、根気よく探すことが大切です。

また、家づくりのスケジュールは、入居したいタイミングを考えて逆算することが肝心です。

お子さまの幼稚園入園や小学校入学のタイミングを考えておられるなら、余裕を持って間に合うように計画することをおすすめします。

家づくりは予算に合わせて、バランス良く理想に近づけることが最も重要なポイントです。

夢のマイホームを建てて、家族が毎日楽しく過ごせる空間を実現させましょう。

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